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第2回 宣伝美術会議

  • 執筆者の写真: ふじおかんたろう
    ふじおかんたろう
  • 7月18日
  • 読了時間: 7分

更新日:7月18日

おかげさまで、『宣伝美術会議』の第2回が開催されます。

すでにたくさんのご予約ありがとうございます!


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ギャラリーおちらしさんトークイベント


『第2回 宣伝美術会議』


2025年7月23日(水)19:00~21:00


〒136-0071 東京都江東区亀戸7-43-5 小林ビル

◉R線/東武線「亀戸駅」東口徒歩7分 ◉​​​​東武線「亀戸水神駅」徒歩5分 ◉都営新宿線「大島駅」徒歩12分


詳細・ご予約はこちら↓



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もくじ



※まとめて読んでいただいても嬉しいですし、意外と長いので、必要な箇所だけでも、もくじから飛べます。




  1. まず、「そもそも『宣伝美術会議』ってなに?」という方のために


演劇のチラシ折り込み代行サービスを中心に、演劇界の制作・広報を支えてくださっている株式会社ネビュラエンタープライズさんが開催・実施される「ギャラリーおちらしさん」というサービスがありまして、そちらでは演劇や美術のチラシ展示や配送を行なっておられます。チラシはつくり手と受け手を繋ぐ広告媒体ですが、その広告/チラシを広く必要とされる方に届ける発信とサービスを長年続けていらっしゃいます。演劇界の末席に座る者として、またチラシの作り手として、あたまが下がる思いです。


そんな「ギャラリーおちらしさん」の企画の一つが、『宣伝美術会議」です。



宣伝美術家 × 宣伝美術家 の対談


実はこちら、元々僕が「さまざまな宣伝美術家の方にインタビューする企画とかできたら楽しそうだなあ」と思い、ネビュラさんに持ち込んでみたところ、大変ありがたくも実現した企画なのでございます。ありがとうございます!(最初は、ネット記事ぐらいのものを想定していたのですが!まさかのLIVEスタイルになりました。)


4月に第1回を行いまして、ありがたいことに盛況。無事第2回の開催です。


宣伝美術家同士って、まあ〜〜〜出会わないんです。

ご一緒した写真家さん、ヘアメイクさん、スタイリストさんはどんどん増えていくけれど、ひと現場に宣伝美術家が二人いることってまずないので、デザイナー同士はまあ出会いません。


色々なところで垂れ流すように語っていますが、僕は専門のデザインの勉強をしていない、”野良”デザイナーです。だからなのか尚更、他の方がどのようにデザインの仕事をしているのか、とても興味があります。そして、小劇場には僕のような、”野良”がたくさん生息していますし(治安が悪いですね)、他の仕事もしながら宣伝美術も担当している、二足の草鞋の宣伝美術家が数多く存在します。僕自身が正規のルートで学んでいないからこそ、思い切ってゲストの方に聞けること、大先輩のデザイナーの皆様に質問しちゃえることもあるのでは?そして、それはこれからの小劇場を担う多くの”野良”デザイナーにとっても、有益な時間となるのでは?と勝手に思っています。(もちろん、チラシが好きなたくさんの方々にとっても。)


もっとも、基本的には「あの人にもあの人にも会ってみたい!インタビューしてみたい!」「それが実現したらなにが起こるんだろう?」という欲望が原動力なので、まずは何よりも自分のため、藤尾得企画です。



  1. 第1回軽く振り返り(ゲスト:鶴貝好弘さん(コードデザインスタジオ)


第一回のゲストは鶴貝さん。当日はじめまして、初対面でしたが共通点としては共に新国立劇場の宣伝美術を担当していること。

演劇界では新国立劇場のチラシで大変有名な鶴貝さんですが、普段はコミックスの装丁などを中心にご活躍されています。まあどの装丁も、そして、演劇のチラシも鶴貝さんワールド炸裂ですばらしく素敵なんです。細部への徹底したこだわりとユーモア。

『宣伝美術会議』の当日も話題にのぼりましたが、鶴貝さんの作品はどれも、一つ一つがテーマパークのようです。あるいは、フルコースの料理。その世界の中を回遊できる仕掛けがたくさんあって、一つ一つの文字が罫線がまるでキャストのようです。

なんだか急に饒舌になった気がします。私。


鶴貝さんの語り出すと止まらなくなるチャーミング、とても謙虚でサービス精神あふれるお人柄が大変心地の良く、刺激的な第1回でした。


第1回の
第1回の

個人的には、第1回ということで試行錯誤がたくさんあり、反省点は次に活かします。

・タイムキープ、司会進行、映像操作、マイクなしで声を飛ばす意識、など同時に抱えすぎたので、第2回はもっとおちらしさんサイドとの連携を強化します。(お互いに不手際があったとかではなく、第1回だしなるようになる!と思って進めました。藤尾談。)

・外堀から話をゆっくり進めたら、意外と深掘りの時間が窮屈になってしまったので、今度は単刀直入にいってみよう

・事前の質問に、すべてご返答できなかったこと。(すみません!!)(「宣伝美術は誰のためにあると思いますか?」という問い、ずっと心に残っているのです。)


まあ、できることから一つずつ、ステップバイステップでがんばりましょう。


ちなみに、僕としては、鶴貝さんの演劇のチラシをもっともっとたくさん、いろいろな場所で見たいと思っています。逆になんで?もっとあちこちからお声かからないんだ??不思議すぎる。さては、新国立劇場専任デザイナーと認識されているのかしら?

PARCOさま〜KAATさま〜コクーンさま〜世田パブさま〜、鶴貝さんにお声がけするならば早い者勝ちですよ〜〜〜〜。

と、世界の隅っこで狼煙をあげておきます。

(鶴貝さんの宣伝を広くしていいですか?と新国立劇場さんに一応確認済。)



  1. 第2回について(ゲスト:立花和政さん(デザイン太陽と雲))


映画の続編は難しいと言いますね。

そんな大切な続編、第2回のゲストは「デザイン太陽と雲」の立花さんです!

今回も完全にはじめまして。立花さんは、小劇場から商業公演まで幅広くそして長くチラシデザインを担当されており、小劇場のチラシ好きで、立花さんのお名前を知らない人はいないのではないか?僕はそう思っています、し、何より、立花さんは僕が宣伝美術をはじめる前から、演劇のチラシをつくられていたものですから、まあ真似たこと真似たこと!藤尾が宣伝美術をはじめたばかりのころ、何度立花さんのチラシを真似て盗んだか。たくさんひったくりましたが、ぜんっぜん同じようにはなりませんでした。まあ芸は盗むものと言いますし、そもそもオリジナリティってなんだよと僕は思っていますし、鶴貝さんも盗んだりするって言ってましたし、いいんです。盗もう。たくさんお勉強させていただきました。


続編の第2回から、トークテーマを設けてみることにしました。



僕のデザイン、なんでオシャレ扱いされるんですか?w


こちらが今回のトークテーマです。(「w」を含む。)


僕はずっと、立花さんのチラシに「おしゃれ」を感じていまして、そのことを立花さんにメールでお伝えすると、どうもよく言われるけれどご本人はあまり納得いっていないというか、どちらかというと嬉しくないご様子。はて?


そもそも「おしゃれ」ってなに? なんで立花さんのチラシは「おしゃれ」扱いされてしまうのか?!

逆に藤尾のチラシはどうして「おしゃれ」扱いされないのか?!


そんなところから、立花さんがこれまで手がけてこられたチラシを巡りつつ「おしゃれ」なチラシについて探求してみようと思います。


※少し盛りました。僕も「おしゃれ」って言われたことは多分あります。


個人的には、反対の概念(?)に感じる「ダサい」についても合わせて考えてみたいと思っています。


もちろん、第1回同様、事前質問にお答えする時間やトーク後の質疑応答の時間もございます。まるッとどうぞ、お楽しみに!!!!



  1. さいごに


ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。

改めて、宣伝美術家同士が出会うこと自体が大変珍しいことと同じぐらい、宣伝美術家が表舞台に立つこともまた、たい〜〜〜〜〜へん珍しく貴重な機会だと思っています。

鶴貝さん、立花さん本当にありがとうございます。

そうそうないというか、そもそも宣伝美術家って、顔も出さずに、裏庭でひっそりとチラシをつくり続け、ひとりニヤニヤしたりしている人たちだと僕は勝手に思っていて、そんな方々を表舞台に、ぐぐいとお呼びして、ほんとに、僕は俳優でもあるからいいけれど本当すみませんという気持ち。ありがとうございます。


ですので、多分この企画、しれっととても希少な機会だと思います。どうぞ一期一会を楽しんで、トークの後はお気軽にお声がけください。会場でお待ちしております。



(ネビュラの伊藤さん。ずっと『宣伝美術会議』のロゴをつくりたいと自分で言っておきながら、いつまでもつくれずにいてすみません。いつかつくられるロゴのために、第10回を目指しましょう。)


 
 
 

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