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  • 執筆者の写真ふじおかんたろう

寛容さについての駄文


寛容さってなんだろう。

2日前に殴り書きしたものです。

推敲がかなーりあまいですが、公開します。

たまには演劇じゃない話。

金曜の終電間際の電車。

「うわあ、これがハナ金かあ、なんだか久しぶり」という、普段と違う車内。(僕は自転車メインなので、未だに新鮮な驚きが多い)

傘はバシバシ当たり、酔っ払いの肘はガスガス当たり、足は踏まれるは、思い切り倒れ込まれて、チラッと見られて無言のままだわ、肘はガスガス当たってくるわ。

深酒と、ヘッドホンは人の距離感覚を消す。(僕は、都心の屋外で音楽を聴きながら歩くことを否定はしないけれど、いろいろな意味でかなり危険だと思っている。その認識だけは、広まってほしいと思っている。)

そんな金曜の夜に、酒の匂いのする距離感のない肘が眼前に迫ってくるたびに、僕は「うーー」と感じていた。僕は背が低いから誰かの肘がわりと顔面にくる。

しかし、ふと、「なにをこのぐらいのことで、微笑ましいもんじゃないか、金曜の夜に浮かれたいだけ浮かれろ日本人」と思ったりもした。「寛容にいこうぜ」と。「こんなことでイライラすると、この車内の猥雑と殺伐が混ざった空気の思うツボだぜ?」と

しかし

しかし待てよ?

ほんとうに?

何か我慢してないか?

1番いいのは、僕自身が寛容であるために、そうなれない環境になるべく属さないようにすることが大事じゃないか?とも思う。

電車にそんなに乗らないものだから、たとえば満員電車に乗るのは僕にはかなりの苦痛なのだけれど、おそらく、慣れてしまえば平気になるのだろう。なのだろうけど、僕はそんなことに慣れたくないのだ。

正座を長時間していられるようになるというのは、足の感覚を少しずつ鈍らせることによって可能になる、というようなことを聞いたことがある。満員電車もそうだろう。満員電車にアンテナ全開の状態で乗ることは、とてもじゃないが不可能だと思う。何かをシャットアウトしなきゃ、そこにいられない。

そして、「それが人の間で、世間で生きるということだ。世に揉まれるということだ。我慢して働いて生きるのが大人だ。」という考え方に僕は賛同しかねる。今の時代にたまたま出現している不愉快に耐えることより、次の時代にその不愉快は解消され得ることを僕は、おそらく信じている。

よって、僕は、やはり金曜の夜の電車に対する僕の「うーーー」を僕は否定せずにいようと思う。いや、正直、「酔っ払ってハッピーになって少しぐらい周りが見えなくなってもいいよ!!全然!!」とは思う。その上で、苦手な空気感はしょうがない。あの車内のどこか殺伐とした空気。(あ、つまり、誤解があるかも知れないけれどハナ金の酔っ払いがイヤだ!とかそういうことでもないのです、むしろ酔っ払いがいることを車内が感じた上での色々なザワザワ感な車内。)そこで寛容になる努力などしない。(かといって、にらんだり、舌打ちしたり、小突き返したり、わざと足を引っ掛けたりするわけではない。)

正直、電車問題に関しては、まったく結論が出ない。移動手段に対して、人が多過ぎるんだろうなーとごく当たり前のことを思う。

あとは、去年ニューヨーク旅行から帰って思ったのは、電車の中でトランペットの練習をしだす人がいた時に、誰もが睨まない車内になったら、あのザワザワ殺気立った日本の車内の空気も勝手に変わるんじゃないかとか、ぼんやり考えている。

最後にもうひとトピック。

先日、渋谷を歩いていたら、配達のおじさんの台車からダンボールが路上にバタバタと崩れ、おじさんがダンボールを台車に積み直していた。まあ、よくある光景。そして、周りの通行にはその脇を歩いてゆく。まあ、よくある光景。「手伝ってあげてもいいのになあ」と、遠くから眺めながら思う。

誰もが手伝わない理由は簡単で、

「それが自分の仕事じゃない」からだ。「それは彼の仕事であって、彼の責任だから」だ。たしかに手伝う義務はない。でも、それってかなーり厳しい社会だよね。と思う。

誰かがダンボールを落としたときに、近くにいた誰かがダンボールを拾ってくれる社会の方が、僕は生きやすいんじゃないかなあと、ふと思う。それは、いつか自分のダンボールも拾ってもらうために、誰かのダンボールを拾うとかっていうギブアンドテイクみたいな考え方じゃなくて、そもそもギブアンドテイクの考え方だと、誰もがダンボールを拾う社会にはならないんじゃないかと思っている。漠然と。

なんだろう寛容さって。

僕は、おおざっぱで、ズボラで、臆病かつ神経質で短気かつそこそこワガママな人間なので、寛容さとは程遠い。だから、寛容さってなんだろなーと考えたりする。

※あ、なお、遠くから眺めてダンボールを拾いにいかなかった理由は、遠かったからです。


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