俳優ってやさしいな。と先日、ふと思った。あれ?今日かな。
音楽家は、気が強い。
その気のつよさは、ここではない場所に、美しくそして、誰かと繋がれる世界があって、その世界で繋がった経験からくる自信みたいな、気の強さ。芯の強さ。だから、日常はやわらかくて、芯がつよい。
絵描きは、自分の中に部屋をもっている。
部屋が先にあって、絵描きになったのか、絵を描くから部屋ができたのか。前者な気がする。
その部屋の中に、誰かを招き入れる、あるいは、入ってきた誰かと向き合う。その分、部屋の外の肌触りがザラザラしている。
俳優って、それにくらべて、やさしい。
それにくらべてって、そもそも職業でなにかをわけることなんて、できない気がするし、完全に僕の私見。
俳優がやさしいのか、僕が会う俳優がみなやさしいのか。
やさしいって言葉でいいのかな。
ただ、相手と生身で関わることを生業にする人たちなので、相手への距離感にすごく丁寧な人たちだなと思う。それはある程度そうなんだと思う。人に対してよく気づく人たち。
ふと思ったので。メモ程度のこと。
最近はやることが細かく大量にあり、時間の使い方はやたら自由なんだけど、のんびりもしづらい。
どこかでがっつり仕事をして、のんびりしよう。
家の階段にツルが伸びている。あっという間に繁殖する。ゆっくり動く生き物は、僕はまだ怖い。畏怖。尊敬もする。
どんなにじっくり見ても動いているかどうかわからないのに、翌日には10cmぐらい伸びている。
そして、どういう仕組みなのか、壁に張り付いて登ってくる。
これたとえば、ゴミ捨て場のたくさんの空き缶が動いているようには見えないのに、翌日は壁に張り付いていて、日々登っていくような怖さ。
ルールが違うような。おもしろいなあ。
さあ、
ひと仕事。