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執筆者の写真ふじおかんたろう

「量子学」→「ホラー」→「AI」→「JC」→「沖縄」→「家族」


沖縄に関する書籍をいくらか図書館から借りてくる。

風琴工房最終公演「ちゅらと修羅」稽古開始まで、あと数日。

明後日から沖縄の空気を吸いにちょいと小旅行へ。

今年は下半期、ありがたいことに怒涛の公演続きで、それはまだ引き続き。さて、どうやら、どんどん役者の仕事が楽しくなってきている。

自分がどういう人間で、どういうことはできて、何がどうしようもなくもう無理で、どういうことが好きなのかわかってきた。どういう芝居が好きで、役者としてどんな体験をしたいのかも。

あの、ほんと、たくさんの人に感謝。

「ああ、役者って贅沢な仕事だな」と思う。

なんだか最近、殊に思う。

自分以外の誰かを「役」としてもらって、自分がよく知らなかった世界で生きる。その作品に関わらなかったら知らなかったかもしれない世界のことを知れる、体験できる。ああ贅沢。

7月は  量子力学、タイムマシン、男の青春の世界

8月は  (個人的に)ホラー漫画の世界

9月は  アンドロイドの世界

10月は 女子中学生の世界

そして12月は 沖縄

はじめましての世界を「自分ごと」として生きる。知らなかった世界の他人に思いを馳せて「自分ごと」にする。うーわ、贅沢な仕事。

12月からの「ちゅらと修羅」は沖縄の話。

芝居のために調べモノをしている、というと何だかお勉強みたいで嫌だな。必ずしも演じるにあたって参考資料を読むことが必要であるとは限らないけれど、役者が本番までに読むものが台本だけとも限らない、それだけのことで、色々な手段を使って「わからない」ことへの距離を詰める。

僕はまだまだ沖縄のことを全然知らない。

なんだか当たり前のように、よく知らない。

僕の同世代の本土に住む人の多くは、きっと同じように、沖縄のことをよく知らない、かのように見える。

「だから、みんなもっとよく知ろうよ!知るべき!」みたいなことは全然言いたくない。あと、そんな芝居にもならないと思う。

それぞれ自分の生活で、みんな必死だと思う。

でも、知らない場所や人に思いをはせたり理解しようとすることは、自分の半径1mの世界を守ることより、もしかしたら生きやすくなるかもしれないなと、なんだかいま思った。ふと。

なんだか説教くせえなあ。あーあ、

しゃあなし、せっかく書いたから公開します。

えーと、最後に、

お芝居するのがどんどん楽しくなってきました、

から、仕事ください!あと芝居ばっかしてられるお金ください!きっと何かの役にたちますから!贅沢は言わないからお金ください!演劇やりすぎて金がねえ!金はなくても演劇しちゃうから、僕に演劇させて!誰か!国でも市町村でも!なんかそういう仕組みできねえかなあ。以上!


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