『ふじお湯』が終わって、あっという間に、一週間が経ってしまいました。
どこかで温泉に行ったり、映画を見たり息抜きをしようと思っていましたが、デザインの仕事に追われ、稽古が始まり、何やら次の祭りがすぐにはじまってしまったようで、振り返る余裕がありませんでした。
お一人ずつ丁寧にお礼の言葉をお贈りしたいのですが、なかなか間に合っておらずすみません。
が、、、
ひとまず、この場を借りて申し上げます!
ご来場誠に、ありがとうございました!!!!!!!
『ふじお湯』は僕にとって、とても大切な時間でした。
開催する前には想定もしていなかったような素敵さに溢れていました。
ああ、開催してよかったと思うのです。
出会った人、助けていただいた人、関わってくれた人、みんな素敵だし、
僕もとても素敵だ。
そんなことを感じた時間でした。
なんだろう、僕素敵じゃん!!!
と思いました。
そして、そんな風に思わせていただきありがとうございます!
あなたの、あなたの、あなたのおかげです。
そんなことを思います。
僕が愉快に楽しく過ごせているとしたら、それは周りにいる誰かのおかげだと、僕は基本的に思っています。
自分で開催しておきながら、僕は終わってすぐ、『ふじお湯』ロスになりました。(忙しさでかき消えましたが。)
誰がなんと言おうと、僕にとって、『ふじお湯』は心地よく気持ちよく温かい場所でした。
それが最高です。
そして、写真をもっと好きになりました。
あらゆる表現媒体は、何かの拡張装置で、私からあなたに何かを届ける筒のようなものだと思っています。僕は写真家になるわけではないし技術は全然ないけれど、それでも、その筒を通して『僕』を届けることならきっとできる。そんなこと思いました。むしろ僕にはそれしかできない。というかそれだけをやろうとした結果、『人と獣』、『花と手紙』、『ふじおかめら』の3種のモチーフが生まれました。
どこかで書いたかもしれないけれど、
僕は、「好き」だけがその人の性格だ
と思っている節があります。
あとは全部、癖、習慣、ライフスタイル、行動の傾向、考え方の傾向、つまり変えられるもの。だから、「好き」こそ大切に信じたらいいと思っています。
誰かの「好き」に憧れず、流行っているから「好き」になるのではなく、人の目を気にして「好き」を引き出しに隠してしまうのではなく。
猫が好きです。
猫たちは、各々お気に入りの場所を見つけて、そこを我が家とします。
猫によって、どこが好きかはてんで違って、他の猫がどの場所を選んだかを気にしません。
「自分、室外機の上を選んでしまったけれど、、センスないと思われないだろうか。。」
とか猫たちはあまり思ってなさそうです。
何かの後ろにある、やわらかいものが好きです。
人の痛みもまた愛おしいというか、そこにもその人の大切なものがあります。
抱きしめてしまう痛みも、こわばってしまう身体も、喉の辺りにまとわりつく不安も、あって当然で。
こわい夜があるのも当然で。
そんなままならなさも含めて、そのやわらかいものたちの居場所があったら良いなと思うのです。
最後に、ふじお湯フォトブックに掲載した
関わって下さった方々のリストも載せておきます。
藤尾勘太郎 無茶祭 2023 写真展『ふじお湯』
2023.7.25.TUE.~31.MON @gallery yururi
撮影・デザイン・企画=藤尾勘太郎
撮影協力=保坂 萌
お手伝い=輝蕗/塚越健一/高見 駿/小川譲史
もこもこの獣=内田靖子/奥野亮子/井上向日葵/輝蕗(撮影順)
花と手紙=赤刎千久子/伊東妙美/小川譲史/鍛治本大樹/金崎敬江/可児奈穂子/京サリ/輝蕗/日下 諭/小林未和/小山まりあ/さかい蜜柑/佐々木裕子/佐藤みゆき/高見 駿/塚越 光/豊田可奈子/中島早紀/中山侑子/ハマカワフミエ/平林 力/広瀬 泉/藤尾勘太郎/古川夏子/ホリユウキ/松浦志帆/吉村元希(五十音順)
フライヤー撮影場所提供=みどり湯
花と手紙撮影場所提供=高円寺K'sスタジオ
制作=三國谷花
たくさんの方にご協力いただきました。
本当にありがとうございます。
気にかけて下さった方々もありがとうございます。
僕は、自分の人生、恩返しと罪滅しだけであと50年は生きられると、そこそこ本気で思っています。
もこもこ、ご参加の皆さま、この季節、あっついもこもこを着て生きてくださり、ありがとうございました。楽しかったですね!全て特別な時間でした。どの時間も、なんだかんだ僕は格闘するように撮っていました。レンズ越しに何かを掴み取ろうと必死に走り回っておりました。
花と手紙ご参加の皆さま、急なお誘いに乗ってくださりありがとうございました。想像もしないような、素敵な時間が待っていました。しあわせでした。たくさん助けていただき、そのこともまた僕にとって希望でした。この一回だけで終えるのがもったいないと思うぐらいには「花と手紙」は、素敵な時間、出会いでした。
お手伝いに名乗りをあげてくださった皆さま。楽しい時間でした。とっても助かりましたし、僕は助けていただけたことに勇気ももらいました。
撮影協力の保坂、ありがとう。保坂の協力がなかったら、あれもあれもあれも成立していなかったし、たくさん相談に乗ってくれてありがとう。
色々お手伝い&色々参加してくれた輝蕗ちゃんありがとう。宣伝美術のお手伝いをすっかりお願いするようになり、今回もたくさん助けてもらいました。どれもこれもバッタバタでしたが、どれも楽しかったね!!!と僕は思っています。
制作の花ちゃんありがとう。あれもこれもが、ありがとうなのだけれど、『ふじお湯』在廊中、たくさんの方と楽しく出会い、その場を明るくする花ちゃんを頼もしく嬉しく感じていました。誰かが誰かに愛される姿を見ることはとっても嬉しいこと。
長くなりましたが、
『ふじお湯』についてはひとまず、ここまで。
え〜〜ちなみに、
信じられませんが、無茶祭2023はまだ終わっていません。
年明けに宣言してしまった。
・二人芝居挑戦
・作演出挑戦
が残っています。
まじかよ、と我ながら思いますが、画策中です。
(あ、2023年度内ってことに途中からしてます。いずれにせよ無茶なんですが。)
発表をお待ちください。
あとは、僕が倒れないように、祈ったり応援したりしてください。あと、たまに助けてください。(←割とガチです。)
あ、9月のお芝居、面白いのでぜひ劇場でお会いましょう。
最後に、『ふじお湯』は体験型のお守りみたいなものです。
たま〜に、お守りを思い出していただければ、その時少しでも心がゆるっとなれば、とても嬉しいです。
皆さまお元気で。
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